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「犬島時間オリジナルクラフト」 白い家
犬島時間クラフトショップ(期間限定)を立ち上げるにあたり、
クラフト作家のうちの何人かはこの素材に新たな息吹を吹き込む試みをし、
形にしました。

第四回犬島時間では、犬島特有の黒い砂、黒い石を使った作品と、犬島にちなんだ作品を購入することができます。



■石井葉子(妖怪イヌジマ)

小さいときから妖怪が好きでした。
何せ彼らが悪い事をする時には、彼らなりの理由があるのです。
時に憎めず、時にかっこ悪く、時に思いもよらない"理由"が。
そんな所が神様よりも親しみやすくて、良くも悪くも人間臭い。
2005年6月、初めて上陸した時、
この島はあまりに静かで、違う時間が流れていました。
「この島にはきっと何かが居る。ここは彼らの国の匂いがする。」
島を歩き、島の言い伝えを聞き、島の歴史を聞き、島の今を聞き、
それはイメージから形になっていきました。
犬ノ島の巨石。山の神の祠。今も島人が大事にしているもの。
銅の製錬場跡地。産業廃棄物として残された黒い砂。
石切り場の切りかけの石。朽ちて草むした廃墟。
取り残されたように見えて、今も動き続けている時間。
居るようで居ない彼ら。居て欲しい彼ら。元々居た彼ら。
私なりに彼らの姿を作り、目に黒い砂を埋め込み、名前をつけてみました。
「妖怪イヌジマ」と。


■梶原香織(磁器)

私は普段、花の文様を器に描いている。
今回もそうする予定だった。何の花にしようかと考えている時に
犬島って花かなぁ…??とふと思った。花というより星かな、と思い
空の星と海の星(海星)と書くヒトデを描く事にした。
透明感のある磁土に上絵と下絵で加飾を施した。
空中に輝く星と海底を浮遊するヒトデ。2つのモチーフをもとに
犬島の空気感、きらめきが感じられる器が出来るといいなと思う。


■小林克久(木工)
  
犬島に始めて上陸した時、予備知識はいらなくなった。
ふしぎな空気感。ゆるゆると漂っているようで止まってる様な時間。
しかし今回の目的は素材探し。
工芸チームとして何かしらのモノを作らなければならない。
ただこの場所。
素材なんて無いと言って来る。
そんな小手先では無理だと言って来る。
実際なかった。どれも過疎の島の産物ばかり。
あんた、犬島に来たんでしょ?
ここに来て深い歴史が言って来る。
あぁ、そうだ…島に来たのではなく「犬島」来たんだった。
島のモノを使おうなどと浅はかだった。
でも、試しに流木と廃材を拾ってみた。
あんた、犬島に来たんでしょ?
はい。そうでした。
犬島のモノではなく、犬島なモノを作ります。


■白神典大(吹きガラス)

3年前、初めてイヌジマを訪れ製錬所跡地を訪れました。
廃墟と化し、残された建物と今にも崩れそうな煙突、
銅を取り除かれその一帯に点在する黒い砂。
その風景はとても堂々としていて何かワクワクさせられる
感じがしました。
鉱物をガラス原料と混ぜると何らかの色が出るのは知っていて、
はじめて見たときからこれを使って
作品を作りたいという衝動にかられていたのかもしれません。
銅を取り除かれた黒い砂は
とても深みのありオリーブ色となったのです。
初めてガラス棹に巻き取り。作品を作った時の感動は
今でもはっきり覚えています。
今回は純粋にこのガラスの色を皆さんに
楽しんでいただければと思います。


■陶工房ゆうらぼ(千田稚子・三宅史家)

犬島の黒い砂を細かく砕き、うわぐすりに混ぜて焼いてみると、
ちょっと懐かしい優しい色に仕上がりました。
その素朴な感じにあわせてシンプルな形の器を作りました。
島に吹く風を感じながら使って頂きたい器です。

そして犬島を訪れる誰もに鮮烈な印象を与える製錬所跡。
海風と緑の木々の中に静かに佇むその場所をイメージして
花器や小さなオブジェ等も作りました。


■中野由紀子(ガラス)

・島の空たまり。
白神氏が犬島の黒い砂を窯で溶かした硝子を、板状に吹いて貰い、
それを元に、気泡を閉じ込めた首飾りを作りました。 
・島緑の空たまり。
島の上空を泳ぐ鳥、飛び跳ねる魚、夕日に浮かぶ島の輪郭、
島のそこここに生える草や野花。
島に流れる空気の一粒を気泡にかえて、
硝子の中に、閉じ込めました。
コロンとした重みが心地よい、手のひらグリップサイズも。
・島のコップ。
島に向かう時、離れる時、いつも決まって目にする印象的な島の輪郭を、
郷愁の思いも交えつつ、一本のラインにかえて、器に刻み込みました。


■nara(フローリスト 小野順子)

犬島の植物たちには生命力を感じます。
草も太く、木もがっしりとしたものが多い。
人間の手が加わっていない自然な植物がほとんどです。
捨てられたトラックの中にまで
デイジーが咲き誇っているのには感動しました。
犬島に特有の植物というのは
これといって見られるわけではないのですが、
私なりに生命力あふれる犬島をイメージした植物を選びました。


■山口紀子(造形作家)

島の事を聞いて、強く惹かれて犬島に渡りました。
一度島に渡ると、コノ島の事を語りたくなり、
新たに人を連れてまた島へ渡ってしまうのです。
これはきっと犬島には訪れたヒトを虜にする蟲がいるのです。
触れると、島の事を語らずにはいられなくなり、
また犬島に行きたくなってしまうのです。
コノ島で拾った不思議な光沢を放っている黒い石と
銀線、銅線を使ってそんな犬島蟲を作ってみました。
塊のカタチが違うので、同じものはありません。
犬島蟲を連れて帰ると、島へ引き寄せられるように
また来年もコノ島へ来てしまうのです。


■蝋燭作家 黒 (ロウソク)

ゆっくりと時間が流れる犬島にいると、
日常生活で忘れかけていた大切なものを思い出します。
それはロウソクの灯りの中で感じる事ととても良く似た感覚。
過ぎ行く時間を大切に  変わらない心を大切に
犬島に流れる時間と、ロウソクを灯す時間を重ねながら、
犬島で採取した黒い砂を使ってロウソクを作りました。
犬島の欠片をちりばめたロウソクに火を灯すと
そこを流れる時間は犬島と同じ。
ゆっくり  ゆっくり  ゆっくり


【2007/07/13 01:25 】 | お知らせ | コメント(0) |
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